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私という主観の考察。5(私は私を嫁にする)

寒い日が続いてますが、まだ運よく風邪は引いておりません
では、前回の続きをどうぞ



 手を開いて閉じ、グーパーして感覚を確かめる。腰に付いている鞘からレイピアを抜き、構えてから重心を前後に動かし感触を確かめる。
「おっ、いたいた、やっほー」
と声がして振り向くと私と同じくレイピアを抜き、色違いの鎧を纏った彼女がいた。
 周りは樹が生い茂り蝙蝠とかが飛んできてもおかしくない、様子なのでこの場所を離れることにした。
「じゃ、ここを離れようか」
「そだね、なんかこわいし。」
とりあえず、HP(ヒットポイント)が減っていたので宿に泊まることにした。街道に出て馬車を拾った。
 時々車輪が石に乗り上げ、馬車が揺れる。
「狭い」
 六人乗りの馬車にすでに三人が乗っていたので私たちを合わせて、ほぼ飽和状態だった。
普段馬車は、精々二人か三人しか乗っていないので、五人という数は多い方なのだ。時々ガタンッと馬車が揺れる、そのたびに体が飛ばされそうになりヒャッとする。
「これからどうするー」
と隣から彼女に聞かれる。
「えーと、レベルが程よく上がったから、ギルドに行ってクエスト受けてそれから」
「練習場に行ってスキルを身に着けないとね。お金がかかるから足りない分、いいバイト探さないと。」
「まあ、とりあえず宿に行かなきゃね」
「それからだね」


「宿に着きました。」
「相変わらず小さい宿だねー」
後ろで馬車の御者さんが待っていたので、慌てて運賃を払いに行った。
「すみません、以後、気を付けますので」
馬車は残りの三人を乗せてゆっくり走って行った。
 宿屋の前に戻ると
「怒られちゃったー、不覚だよ。」
とひとり呟き
「部屋のランクはどうする、銀行のお金は私たち二人で共有というか半分にわけるから、もうお金ははっきり言って、ナイけど!」
「いやいや、こっちにキレられても、困るけど。」
「自重する。じゃ、部屋のランクは最低のBランクってことで。」
「了解」
カウンターに置いてある、呼び鈴を叩き宿屋の人を呼ぶ。
「Bランクでお願いします。」
宿屋のNPCに部屋のランクを伝え、部屋に休みに行く。


「あぁ、財布の中が空っぽに。」
お金をカウンターに置いていき宿屋を出る。
「私のには、まだ結構あるけどね」
「なっ」
「使ってないもんね」
「半分よこせー」
「ご返済は計画的に」
と言って、金は貸しはするが絶対にあげないという、趣旨の血も涙も恩も何も無い、言葉に
「うぅ、宿代が痛いよー」
と泣き叫ぶ。
「よしよーし」
頭に手を当てられ、優しく撫でられる。
「痛いのは財布の中身だよ、頭じゃないよ。」
「貸せるお金はないけど、これで許してね。」
「頭を撫でたくらいで、はむっ!?………、はぁはぁ、キス。」
「そう、キス」
不意に触れた唇が、なんだかよく分からなくて、だってキスなんてしたことなかったし、それに口に
 といいつつ自分のくちびるに手を添える
私が睨みつけると彼女は
「バーチャルだから、ノーカンってことで。」
といった「なっ、ノーカンって、もうすでに私の中ではカウントされてるよ」とツッコみつつ
「まあ、許す、そんだけ」
「じゃー、次いこ次」


 看板にGUILDと書かれ隣にカフェが建っている。
「ギルドに着いたー」
人で少し混む中、カウンターにたどり着き
「ドラゴン、ノルマ30の依頼ありますかー」
と聞いてみた。
「あるよー成功報酬1500、依頼料170だよ」
「二人分用意してもらえますか、依頼料は足して340」
「二人分なら320でいいよ、安くしとくよ。」
「じゃ、320で」
手に銀貨二枚、銅貨五枚、青銅貨一枚を持ってギルドスタッフに渡した。
「でもさ、なんでこんな半端なのかな、貨幣の価値」
「銀貨が120、銅貨が15、青銅貨が5だね。中世は貨幣の交換が十進法に則ってなかったからそれを真似して、システムを作ったんだろね。」
「いちいち計算面倒だよ」
彼女は口ではそんなことを言ってるが実際は、その普通と違う中世の貨幣を楽しんでいるという事を知っている。
 まあ、私がそうなのだから帰納的にそうなるわけだが。
「ねっ、カフェで休もっ、歩きすぎで疲れたよー」
「いいよ、ただし会計はそっち持ちで、」
「うん、じゃ早く早く」
と言いつつ、私の背中を押していく、思いがけず姉妹ができたのかと幸せなのか不幸なのかというか、これは姉扱いなのか妹扱いなのかよく分からないポジションなのでとそんな、どうでもいいことを妄想しつつ
「じゃ、カフェオレでいいよね、それともラテ?」
「カフェオレで」
「カフェラテ、二つ買ってきまーす」
「ラテ、って私はカフェオレがいい、って聞いてないし。」
一分後氷の入った、ラテが二つ
「何か言いたそうだけど、ねっ、あれだよカフェラテの方がいいって朝占いに書いてあったんだよ。それだけだよ、別に意地悪とか、そんなこと考えてないしって、」
私は少し呆れて、浮いている氷を見ながら飲み物に口を付けていた。
「ね、聞いてるぅー」
「うん、大丈夫だよー、聞いてるよー」
「目線は氷に向いてるけどね、」
「そんなことないよー、ちゃんと考えてるよー」
そう言いながら、ストローでグラスの氷をくるくる回す。


続く
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